前回の記事で『【マイノートの書き方】頭の中の思考や情報を一冊のノートにまとめる方法』をご紹介しました。
「マイノート」とは自分の考えや感じたこと、アイデアなどの思考や情報を一冊のノートにまとめたもの。
思考を深く掘り下げることができたり前向きになれたりと良いことばかりのマイノートですが、作るにあたってどういった基準でノートを選べばいいか、どんなノートが使いやすいかと思うことはありませんか?
そこで今回は「一冊マイノート」にするノートの選び方や、私が実際にマイノートとして愛用しているノートなどをご紹介します。
一冊マイノートをおすすめする理由
考えや感じたことなどを全て一冊のノートに書き込むことで、自分でも気がつかなかった自分の気持ちを発見することがあります。やりたいことに本当はやめたいこと、好きなこと苦手なことなど、聞き逃していた心の声に耳を傾けられるようになるのです。
それは普段、頭の中だけで完結していた思考を一冊のノートに書き出すことで無意識に自身の思考を掘り下げ、自分を客観視することができるから。
またそのおかげで自分に向き合う機会が増えるので、日常にあるちょっとした幸せにも目を向けられるようになったり、日々の充実度が高まったりと良いこと尽くし。
例えばいやなことがあってもすぐに気持ちをリセットできるようになったり、心に余裕を持つことができたりといった効果もあります。
一冊マイノートをつくるときには、著書:わたしらしさを知る マイノートのつくりかた
また一冊のノートに情報をまとめる方法などは参考に著書:情報は1冊のノートにまとめなさい
「一冊マイノート」の選び方
基本は肌身離さず持ち歩くのが理想の「一冊マイノート」。
でもたくさん書き込みたいからと大きいサイズにしてしまうと持ち運びが大変で、かといって持ち運びに便利な小さいサイズにしてしまうと書くスペースが足りない、なんてことになってしまいます。
なのでまずは自分が使うシーンと、書きたい内容などをイメージするのがノート選びに失敗しないコツ。
サイズ
持ち歩きたいしたくさん書き込みたい、という希望を叶えるには
A5サイズ(148×210mm)が最適じゃないかなと思います。
綴じノートを選べば見開きA4サイズ(210×297mm)になるので書くスペースもたっぷり。
持ち運ぶにはバッグが必要ですが、雑誌や新聞などの切り抜きを貼りたい場合はA5サイズ以上がおすすめです。
持ち歩くことを優先して小さめを選ぶのであれば、
- A5サイズより一回りほど小ぶりのB6サイズ(128×182mm)
- 文庫本の大きさのA6サイズ(148×105mm)
- A6サイズよりさらに小さめのB7サイズ(128×91mm)
この辺が書くスペースを保ちながらも使いやすいラインかなと思います。
カバー
毎日使っているとどうしても表紙はもろくなっていきます。
使用感が出て良い!という方もいるかもしれませんが、愛用するなら外で持っていても恥ずかしくない程度にはきれいを保ちたいですよね。
なのでしっかりしたカバーのノートを選べると安心。
合成皮革のカバーがついているものや、紙でもハードカバーになっているものなどがおすすめです。
罫線
好みで選ぶことが大事なので決まりはありませんが、横罫や方眼、ドットタイプなど種類がある中でもやはり自分で作るノートで人気なのは方眼ですよね。図や絵なども描きやすく、自由度がありながらも文字を綺麗に横書きすることもできる。
横罫は文字は書きやすいですが、イラストなどを書く際には少し線が気になってしまうかも。
書きたい内容をイメージしてみて、使いやすいタイプを選びましょう。
ちなみに私の場合は、線があると思考の邪魔になる感覚があって途端に書けなくなってしまうので、大好きな無地ノート一択です!
「一冊マイノート」私の愛用ノート
大サイズマイノートはMnemosyne(ニーモシネ)
マルマン ノート ニーモシネ A4 無地 N181A
私の愛用ノートはMnemosyne(ニーモシネ)のリングノート
大好きすぎるこちらのノート。サイズ○、カバー○、無地、そして紙質が最高に良い!
ペンの滑りや書き心地の良さは使っている間にずーっと気になるところなのでとても重要です。
私は切り抜きを貼ったり、思考を広げたり考え事をするときによく使うので大きいサイズが好み。A4サイズを愛用しています。これがないと生活できないレベルの愛用品です。
書き込むペンは万年筆のときもありますが、普段は書き味滑らかなボールペンが多め。愛用しているのはPARKER(パーカー)IM ボールペン
PILOT 高級多機能ペン 4+1 RiDGE(リッジ)も日々ヘビロテ。⇒大人が使いたい高級ペン!PILOT RiDGE(リッジ)レビュー
持ち歩き用小さめマイノート
基本的には大本となるメインの「一冊マイノート」としてニーモシネを使用しているのですが、サイズが大きいので持ち歩くのは少し大変。そこで持ち歩きのメモ用に小さいサイズのノートも欠かせません。書き込んだ情報で必要なものだけ大本となる「一冊マイノート」=ニーモシネノートに書き写しています。
今は無印良品のスリムノートを使っていますが、小さいサイズのノートはいろいろ試し中。以前は測量野帳
▽測量野帳
▽モレスキンノート:言わずと知れた名品ノート!大好きでポケットサイズもラージサイズも持っています。
ソフトカバーでもボロボロになりませんが、ハードカバーならささっとメモするのにより便利。見た目もおしゃれですよね。
読書メモ用マイノート
『【マイノートの書き方】頭の中の思考や情報を一冊のノートにまとめる方法』の中で少し触れたように、元々は読書メモも一冊マイノートに書き込んでいたのですが、読書量が増えてきたときに振り返りづらさを感じたので今は「読書メモノート用」として別途ノートを作っています。
▽お試しでCampus(キャンパス)ノート
▽大好きなMnemosyne(ニーモシネ)のA5サイズ
▽モレスキンのラージサイズ
▽Mnemosyne(ニーモシネ)の横罫ノート
思い切って読書メモノート自体をやめて、大本のA4サイズ一冊マイノートにまとめてしまうか…
などいろいろ試しながら試行錯誤しているところです。
その他のおすすめマイノート
これから初めてマイノートを作る方で、続くか自信がないけど作ってみたい…という場合はお試しで大学ノートなどのお手頃価格のノートをまず使ってみるのが良いと思います。
続かなくても痛手が少ないので後悔しなくて済みますよ。
ちなみに私はMnemosyne(ニーモシネ)が大好きなので、今のところマイノートを別のものに変えるつもりはないですが、他の用途で気になっているノートはたくさんあります!
▽ロイヒトトゥルム ノート
▽トラベラーズノート
自分にぴったりの一冊マイノートを探そう
ノートは、購入して使い込んで、その過程でしっくりくるかどうか分かっていくものです。
一冊マイノートへの書き方も使い方も人それぞれなので、自分にぴったりはまる、生活に馴染んでくれるノートを見つけたいところ。
好みのノートに巡り合うまでの探す工程も楽しんで、マイノートを活用して思考を広げ幸福度を高めるのに役立てていきたいですね。