肌本来の力を取り戻して、お化粧でごまかされていない素肌そのものを美しくするための【肌断食の方法】を、前編・後編の2回に分けてご紹介しています。
今回は、前編記事『肌断食から感じられる効果』から続く第2回、後編記事です!
スキンケアやメイクアップといった肌に乗せる化粧品を一切やめる「肌断食」。
その斬新な美容法にはじめはためらってしまうかもしれませんが、私は自身の経験から「自分でも知らなかった本来の肌力を取り戻すことができる美容法」だと感じています。実際に肌断食をしてから私の肌悩みは減少していきました。
美しい素肌を手に入れたい、固定概念にとらわれず自分のケアを見直してみたい、肌断食をしたいけれどいきなり全ての化粧品をやめるのはハードルが高い…、そんな思いのある方には特におすすめしたい内容ですよ。
いよいよ後編、『初心者の方へもおすすめの[ゆるい肌断食]のやり方』についてお伝えしていきます!
初めての方に![ゆるい肌断食]のすすめ
私の肌断食のやり方をご紹介します。
以前はいわゆる宇津木式と呼ばれるハードな肌断食をゆるめに年単位で行っていました。
肌断食をする上で避けて通れない宇津木先生の著書『「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法』、『宇津木式スキンケア事典』は読み込み必須。おすすめです。
現在は肌状態が悪い時に数日肌断食することで調子を整えたり、過剰なケアに傾きがちだと感じたときに肌状態を見るために行ったり、短期間で肌をフラットにリセットするといった利用の仕方をしています。
長期スパンで行っても問題ないのですが、化粧品が大好きなのでそれらを完全に断つのことはできないのですよね。「肌断食の効果も得たいしメイクも楽しみたい!」というわけで今はこのスタイルに落ち着いています。
[ゆるい肌断食]のやり方
今まで化粧品に頼ってきた肌でいきなりハードな肌断食をすると肌荒れを感じてしまうかも。化粧品ありきでなんとか保っていた肌状態が大きく揺らぎ、蓄積してきた肌ダメージが一気に表面に現れてしまう可能性があります。
なので初めて行う場合は、様子を見ながら段階を踏んで行うことをおすすめしたいです。
①〜④まで簡単に取り入れやすい順になっています。
①夜だけ肌断食
夜のスキンケアなし(メイク落として洗顔後、スキンケアなしで就寝)
※石けんで落とせるベースメイクにしてメイク落としを石けんに出来るとより◎
②夜と翌朝の肌断食
①の夜肌断食と、+翌朝のスキンケアをなし
③丸一日の肌断食
②の夜肌断食と翌朝のスキンケアをなし、+メイクもお休みして日中を素肌で過ごす
④数日間の肌断食
肌断食状態で数日〜長期間過ごす
肌を断食に慣らすために、①夜のスキンケアをやめることから試してみると要領が掴みやすいと思います。
慣れたら休日を利用するなどして、完全な素肌状態のまま丸一日過ごす③、④とレベルを上げていくとスムーズです。
私は出かけない日を作って、連続して2〜3日行うことが多いですね。おこもりできるタイミングは肌断食チャンス!一週間ほどできるとより肌状態が良くなる印象です。
ノースキンケア・ノーメイクの軽くて気持ち良い肌を体感してみてください。その状態の肌を観察してみるときっと色々な発見がありますよ。
著書『化粧品を使わず美肌になる!』や『肌断食 スキンケア、やめました』も肌断食のことを理解しやすくておすすめ。
ベースメイクは粉物のみ
基本的にはノーメイクで行う肌断食なので、一日だけの場合や土日などの休日を使って数日程行う場合は問題ありませんが、継続して長期的に行いたい場合はメイクに困りますよね。
宇津木式でOKなベースメイクは粉物のみ!クレンジングもダメなので石けんで落とせるパウダーファンデーションやおしろいで日焼け止めも兼ねるという方法です。
私が肌断食をするのは数日間の単発、その期間はベースメイクもお休みするようにしていますが
長期的な肌断食を行いながらメイクもしたい場合は、やっぱりさっと洗い流せる粉物のベースメイクが一番肌負担が少ないと思います。
普段はクレンジング必須の重ためしっかりベースメイク派でも、軽いベースメイクにする日をはさむだけで肌負担の軽減になります。石けんで落とせるベースメイクアイテムは一つ持っておくと便利なのでおすすめ。
臨機応変にそのときの肌状態に合わせて化粧品を選ぶことも大事ですよね。
ナチュラグラッセ ルースパウダーがお気に入り。肌断食に関係なくお肌を休ませたいときにする軽いメイクだと、日焼け止め+これだけの日もありますよ〜。
▽ETVOS(エトヴォス) ミネラルシルキーベールもおすすめ。
ETOVOSは肌への優しさを実感できて好き。《ETVOS(エトヴォス)》毛穴をカバーし美肌に導くミネラルファンデ【パーフェクトキット】の内容がめちゃくちゃ豪華でお得…!
▽プチプラで乾燥なしのセザンヌ UVシルクカバーパウダーも優秀です◎
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▷石けんで落とせるナチュラグラッセのベースがお家メイクにおすすめ
▷リピ買い中!紫外線吸収剤不使用で石鹸で落ちるプチプラ日焼け止め
肌断食中のポイント
肌を触らない
ポイントは、とにかく肌を触らない・こすらないこと。
そう意識してみると、洗顔時の力が強かったりタオルでごしごし顔を拭いていたり、頬杖などのくせにも気がつくかもしれません。
触らない・こすらないようにするだけでも肌のダメージは激減します。洗顔後のタオルももちろん優しく、顔表面の水分を吸い取るだけという気持ちで!
乾燥にはワセリン
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初めて肌断食をすると、肌がびっくりして逆に荒れてしまうことがあります。
いきなりケアをやめるわけですから、ハードに行えば肌も耐えられませんよね。
その肌荒れを好転反応だと思って、深刻な肌状態を無理に放置するのは良くないです。
なので肌断食中、乾燥を感じたらワセリンを塗るようにしましょう。
乾燥具合は元々の肌質や季節・湿度などによっても変わってきますが、私はワセリンありの方が調子が良いので使うことが多いですよ。頬や目元など部分的に塗ったり、肌全体に薄く伸ばしたり。
ワセリンを塗るときのポイントも、肌をこすらないこと!
指先全体にワセリンを伸ばしてから優しく押さえるようにスタンプ塗りすることで摩擦レスに塗り込めます。一回のワセリン使用量は肌状態を見て決めますが、私の場合は米粒2つ分〜小豆サイズくらいの量でしょうか。
肌の様子をじっくり観察して、調整してみてくださいね。
▽私の愛用ワセリンはサンホワイト。ワセリンの中でも精製度が高く、チューブタイプだから衛生面も安心して使えます。
肌断食以外でもリップや唇のパックなどにも使えるので一本あるととても重宝しますよ。私はこれが無いと冬が越せません。笑
泡洗顔は純石けん
ねば塾 白雪の詩 2個入り×2セット
私の場合、ぬるま湯洗顔だけだと毛穴詰まりが起きたりざらつきが悪化したりして肌に合わないタイプなので、朝晩ともに純石鹸を使ったたっぷりの泡で洗顔するようにしています。
「純石鹸」というのが大事。洗顔料には保湿成分など色々な成分が入っているので、それらもやめてとにかくシンプル美容に傾けることが肌断食の成功の秘訣。
そして洗顔時も肌をこすらないことが鉄則です!
もっちりもこもこの泡を肌に押し付けるように、泡の弾力で肌表面の汚れを落とすイメージ。肌に直接手は触れません。
お気に入りの石けんはいくつかあるのですが、この3つは何度もリピートしてます。
▽しっとりもっちりな洗い上がりの白雪の詩。
▽きめ細やかな泡立ちが気持ち良いシャボン玉石けん。
▽しっとり潤うのにさっぱりという絶妙な使い心地の牛乳石鹸(無添加)もおすすめ!
生活習慣
肌断食をするとそれだけで満足してしまいそうになりますが、私は美肌の基本は内側からだと思っています。
いくら肌断食により外から与えるケアをやめて自身の肌力を取り戻そうとしても、寝不足や夜更かし、栄養バランスの整っていない偏った食生活、ストレス過多など、生活習慣が乱れていては美肌にはなかなか近づけませんよね。
生活の基本的なところから気を配ってみると体は必ず応えてくれます。
肌断食だけじゃなく、体の内側から変わることを意識するのがポイントだと思います。
肌断食で美肌習慣を取り入れよう
過剰なスキンケアやメイクをやめて自分の素肌をよく観察することで、肌状態を確認したりケアを見直したり。
これってお化粧するのが当たり前な日々だと、結構盲点な気がするのですよね。
軽くて健やかな美肌を手に入れるために、肌負担を減らしてシンプルケア・メイクに挑戦してみる。肌断食はそのきっかけになってくれます。
人それぞれ体質も肌質も異なるので、肌断食と言っても方法はさまざま。
自分の肌に合うやり方を見つけて、方法をアレンジして、より美肌になれるように楽しく試行錯誤していきたいですね。
▽noteでも肌断食についてエッセイを書きました⇒私が肌断食を始めた理由とその効果
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